なぜブラック企業でも求人広告が出せるのか?

ブラック企業の求人広告は未だに沢山あります。

でも、虚偽の内容があるはずのブラック企業の求人広告がなぜ求人を出せているのでしょうか?

違法であれば法律でも罰則がありますし、労働者も声を上げていいはずです。

なぜブラック企業の求人広告が無くならないのかを紹介します。

もう疲れたよ・・・パトラッシュ・・・

目次

ブラック企業の求人広告は曖昧な書き方が多い

広告の虚偽は違法です。本来は広告を出してはいけません。

しかし、曖昧な表現にする事で良い意味にも悪い意味にも取れる表現を使っています。

これをされるとあからさまな嘘とは言えないのです。少し紹介します。

まとめた記事は「ブラック企業の求人に使われるワードを大公開!」こちらです。

アットホームな職場

求人を見ていたら絶対に一度は目にした事がある言葉だと思います。

「アットホームな職場=自宅の様な職場」と解釈でき、働きやすい印象を覚えます。

しかし、めっちゃ厳しくても躾と解釈できますし、放置されても考える力を養うためとも解釈できます。

つまり、アットホームな職場は、職場環境に良いところがない場合に使われる事が多いのです。

先輩がフォローします・高収入

先輩社員にフォローしてもらう事は新人の時にはよくある話です。

でも、怒号が飛んでくるフォローかもしれませんし、先輩はフォローしている気になっているだけの時もあります。

高収入にも言えることで、会社的にはフォローしてるし、会社的には高収入です、と会社の都合での話である場合が多いです。

わざわざ会社の特徴に書くことではないのです。

夢や希望、スキルアップや成長

目に見えないスキルアップや成長、数字では表せない夢や希望を語る求人も気をつけないといけません。

あなたの夢の為に会社が協力しますと言っていますが、実際は逆で会社があなたを利用しようとしている場合が多いです。

上司との飲み会は気を使って仕事の延長戦になっちゃうから

ブラック企業の求人広告は広告会社が儲かる

曖昧な表現でブラック企業と悟られないように求人が出されていますが、出す事によって利益となる人がいるからなくなりません。

求人広告を掲載している会社は、広告を出してもらいたいので違法にならなければ嘘かどうかなどは関係ないですよね。

ブラック企業の求人広告の媒体の仕組み

求人広告を載せるだけでお金がかかるか、採用が決まったらお金がかかるかなど違いがあります。

1 完全無料型(ハローワーク)

掲載から採用まで全て無料で利用できるサービスです。

しかし、掲載されている企業がかなり多いので他に埋もれてしまう可能性が高いです。

2 一部無料型(Indeed、求人ボックス)

掲載は無料です。でも、採用したらお金がかかったり、広告を上位表示させるのにはお金がかかったりと、場合によってはお金がかかるサービスです。

こちらも掲載されている企業は多いですが、完全無料型よりは反響があります。

3 先行投資型(リクナビ、マイナビ)

期間と掲載方法を選んであらかじめ費用を払っておくサービスです。

お金をかければ上位表示もでき、長期間載せる事ができるので高い効果が期待できます。

ですが、お金をかけれればの話です。

4 成果報酬型(Green)

基本的に掲載は無料ですが、採用した際に費用が発生するサービスです。

大量に募集する時はかなりの費用になってしまうので、その場合は先行投資型が向いているでしょう。

ブラック企業はどれを使うんだ?

ブラック企業の求人広告で多い媒体は?

昨今では求人サービスも増えてきてまた新しいのが出てくるかもしれませんが、

  1. 完全無料型(ハローワーク)
  2. 一部無料型(indeed、求人ボックス)
  3. 先行投資型(リクナビ、マイナビ)
  4. 成果報酬型(Green)

以上の4つが挙げられます。ではブラック企業はどれが多いのでしょうか?

ブラック企業の求人広告は『先行投資型』1択です

従業員の少ない小さな会社は他の媒体の選択肢がありますが、ある程度大きな会社だと「先行投資型」しか選択肢はありません。

すぐに辞めてしまうし、誰でもいいから沢山採用したい。でも、お金は出来るだけかけたくない。そうなると成果報酬型だとかなりの費用になってしまうからです。

全く同じ文章があったら要注意!

採用担当者が毎回文章を考えるのは大変です。広告会社が用意したテンプレも存在します。

たまに違う会社なのにほとんど同じ文章だったりします。

これは要注意です!よく使われるテンプレは「ブラック企業の求人のテンプレを覚えておこう!」こちらでも紹介してます。

ブラック企業はより多く求人広告を出す

人が定着しないので常に募集をかけないといけないので、広告会社はブラック企業が多い方が儲かるのです。

広告を出してもらわないと利益が生まれないので当たり前ですね。

しかし、労働者のためを思っているかと言われるとちょっと微妙です。広告を載せてくれれば、とりあえず採用してくれれば広告会社は利益が出ますので。

逆にすぐに辞めればまた求人広告を見るので、実は辞めてもらった方が利益率はいいのかもしれません。

よく見ると結構ありますよ!

まとめ

今の日本社会でもブラック企業ばかりではないと言います。

しかし、求人を出している企業はブラック企業が多いと私は考えています。

人が定着するのであれば躍起になって求人を出す必要がないからです。知人の紹介の方が信用できます。

求人広告で仕事を探す場合は、ブラック企業ではないかをしっかり調べないと膨大な時間を失ってしまうかもしれません。

これだけは回避しましょう!

最後まで読んで頂きありがとうございました。