ブラック企業の求人には曖昧なフレーズが使われています。
フレーズとは「複数の言葉の集まり」です。キャッチコピーに近いものだと考えて下さい。
曖昧なフレーズとは、良い意味にも悪い意味にも取れるフレーズのことです。しかし、曖昧なフレーズはほぼ悪い意味で考えないと危険です。
そういった曖昧なフレーズをいくつか紹介します。
その他、ブラック企業については「ブラック企業の求人あるある。ポイントを紹介」こちらでも紹介してます。
目次
ブラック企業の求人がよく使うフレーズ
なぜブラック企業がよく使うのかは、都合の悪い所を良い風に解釈してもらう為です。
そして、悪い部分が似ているので求人担当が提案するフレーズが決まってきているところにあります。
でもそれを分かっていて別のフレーズを使いたいですが、良いフレーズがないので同じになってしまいます。
給与に関するフレーズ
- 月〇〇時間の残業を含んだ金額です → 20時間はほぼ毎日です
- 月給の内訳が書いてない → 使える手当を全て含んだ金額です
特に残業の部分をチェックしましょう。
給料の詳しい内訳の記載がない場合は、その中に残業代が含まれている可能性が高いです。そして20時間以上の残業はほぼ毎日残業です。
でも、たまには早く帰れるんじゃないの?と思うかもしれません。新しい人が入ってきたら先輩が早く帰るので自分が早く帰れるのはまた、新しい人が入ってきた時です。
PR・仕事内容に関するフレーズ
- やりがいがある仕事です → それに見合った給料は保証しません
- アットホームな職場です → 職場の人間関係はあまり良くありません
やりがいのある仕事とは、その先の給料があってこそです。やりがいって具体的な仕事のイメージができません。
しかし、やりがいをアピールする仕事は高収入と謳っていながら最低額はかなり低いです。
アットホームな職場は上司と距離が近いと言う可能性が高いです。断れない飲み会が頻繁にあるかも。
休日に関するフレーズ
- 週休二日制 → 完全週休二日制ではありません
- 年間休日〇〇日 → 105日以下はお盆、正月がない可能性が高いです
1ヶ月のうち、1週間でも2日休みがあれば、週休二日制と記載できます。完全がつくと毎週です。
年間休日は毎週土日だけ休んだとしても、104日です。105日だと祝日も休めません。しかし、別に長期休暇の制度がある場合があります。
ブラック企業のよく使うフレーズが多い求人
次はどんな求人にブラック企業が多くなる傾向にあるか、求人の特徴から見ていきます。でも、仕事を探してる側からは分かりにくい部分です。
求人広告については「なぜブラック企業でも求人広告が出せるのか?」こちらで紹介してます。
1位 無料広告型
ハローワークやエンゲージといった無料で求人広告が出せる媒体は、ブラック企業も多く使っています。ブラック企業はお金を使いたくありませんので。
しかし、こちらはその他の企業も数多く登録しているのでその量に埋もれてしまっている場合が多いです。
2位 先行投資型
新しい人をどんどん入れたいので、大量に応募が来る媒体が都合が良いです。リクナビやマイナビがそれに当たります。
決めた期間、上位表示させる事もでき、露出が増えます。しかも採用人数で値段も変わらないので大量に採用できる可能性があります。
でもその分費用は高くつきます。規模の大きな会社の大量募集は注意です。
3位 一部無料型・成果報酬型
採用が決まったら報酬が発生したり、上位表示やより検索に引っかかるようにする場合に費用が発生します。indeedやGreenなどです。
人数を多めに採用したいブラック企業にとっては費用のかかるやり方になってしまいます。
せっかく採用しても辞める可能性が高いので費用が無駄になってしまいますね。
ブラック企業の求人に使われるフレーズ「まとめ」
よく使われる媒体順にすると
- 無料広告型
- 先行投資型
- 成果報酬型
この順番になります。しかし、必ずしも成果報酬型にはブラック企業の求人がない訳ではありません。
かかる費用から考えると比較的少ないといった感じです。
求人を見る際は必ず曖昧なフレーズがないかをチェックしながらみましょう。
耳障りの良い言葉ばかり並べられていると、なんだかいい会社に思えてきます。そんないい会社なら求人は出しませんので。出してもすぐに無くなります。
最後まで読んで頂きありがとうござました。