私は基本的に「1日1食」です。
始めたのはダイエット目的でもなく、健康に気を使ってやり始めたわけでもなく、単純にホームレス時代があり3食食べる事ができない時期があったからです。
夜1食だけやよい軒で限界まで食べて次の日の夜、またやよい軒に行く。という訳のわからない生活をしていました。
家がない時はかろうじて車が残っていたので車上生活をしていました。自炊などできるわけがなく、どこかで食べるしかありませんでしたが、お金も持っていなかったのでできるだけ安くたくさん食べる必要があったのです。
今は小さな部屋を借りる事ができ普通の生活ができるようになったのですが、それでも1日1食生活が長かったせいかそこまで食べたいと思わなくなってしまいました。
1日1食生活を始めて大体半年くらい経過してからは空腹でもイライラしなくなってきます。
この記事では1日1食になると具体的に生活がどんなふうに変わるのかと、始めた時の厳しさを書いていこうと思います。
これから始めようと思っている方は参考にしていただけると嬉しいです。
目次
人により1日1食のメリットはいろいろあると思いますが、多数の方が気になるのはダイエットになるかどうかだと思います。
私の感じたメリットをご紹介します。
1日1食生活を続けていると1日の使える時間が増えている事に気がつきます。
夜だけ食べる事にしていますので、朝、昼は食事をしません。そうなると食事をする時間が無くなります。
食事をしないので準備もしないし後片付けもありません。食材を買うこともないです。
朝起きたらすぐに遊んだり、仕事をしたりする事ができて、途中少し休憩もしますが一息入れるだけでまた動き出す事ができます。
夜の1食を食べて少しボーッとして1日が終わる感じです。
夜の1食は結構多めになりますので、お腹いっぱいですぐには寝れなくなるのでボーッとする時間も大切です。2時間くらいがいいとされています。
1日1食だとどれだけ多く頑張って食べても大体栄養素は足りなくなります。
3食食べる人と比べると圧倒的に食べる量が少なくなるからです。
人間の体は栄養が足りていないと摂取した栄養をしっかりと吸収するようになります。
いくらでも栄養が入ってくる訳ではないので必然的に栄養の吸収率が上がっていきます。
1日1食で持たせないといけなくなりますので、体がそれに合わせて変化していきます。
食べれる量には限界がありますので、食べる量が少なくなりますがその分活動できる時間が少なくなるわけではありません。
少ないエネルギーでも動ける体に変化していくのです。
動くエネルギーが足りないのであれば、あるエネルギーで動くしかありません。その環境に体が慣れていってくれます。
慣れてくると「空腹」がイライラにつながらなくなります。
逆に空腹で体が軽くなる感覚を覚えます。消化器系の活動はマラソンと同じくらい人間の体はエネルギーを使うとされています。
そのエネルギーがそのまま仕事であれ、遊ぶのであれそちらに全て回すことができるので活動しやすいです。
お腹が減っていると人間はどうしてもイライラしてしまいますが、そのイライラも無くなってスッキリします。
お昼ご飯を食べた後、眠くなるのは人間の本能です。誰でも眠くなります。
お昼ご飯の消化にエネルギーを割いているからです。その消化に使うエネルギーは必要なくなるので眠く無くなります。
また、寝不足で食べてなくても眠い場合がある時、仮眠しても寝起きがスッキリしている事が多いです。
寝ている間も消化器系は活動しているので、食べた後であれば頭は眠っていても体の中は動いているのでエネルギーを使っているのです。
1日1食生活が安定してくるとびっくりするくらい食費が減ったことに気がつきます。
毎回同じ量ではないですが、単純に食費は3分の1になる計算です。
仮に朝食が150円、昼食が500円だとして1日650円節約できるとしましょう。
ご飯は毎日食べるので1ヶ月でなんと19500円にもなります。自炊しないで朝コンビニでパンを買って、お昼は安い定食屋さんで定食を食べた仮定です。
実は日々の生活で結構使ってるんですよね。私も1日1食になるまで気がつきませんでした。
1日1食しか食べないといっても食べるのが嫌いになった訳ではありません。
もちろん美味しいものを食べたいし、いっぱい食べたいと思っています。日中は「食べたいけど今はいいか」みたいな感じで終わることが多いです。
お腹が減ってきたら夜何を食べるか考えるのがめちゃめちゃ楽しくなります。
最高に美味しい物を作るか食べにいきますね。美味しい物っていってもお金のかかる高い物である必要はなくて、これが食べたいなって物を食べます。
お腹が減っているので何食っても美味いですww
体験した中で良いことばかり書きましたが、このメリットを手に入れる為にかなりのデメリットがある事を忘れてはいけません。
体の作りを根本から作りかえなければならないので慣れるまでが大変です。
ごく普通に生活してきた方であれば1日3食きちんと食べて育ったと思います。
今までの生活習慣をガラリと変えてしまうので心と体への負担はかなりのものです。
始めて1ヶ月は地獄だと思って頂いて問題ありません。マジでキツイです。
いきなり1食にするのはかなりの負担がかかると思いますのでまずは朝食を抜く、その後に昼食も抜くか夜を抜く、と段階を入れて実行した方がいいです。
最初は食べないようにしても仕事などもありますし、お腹が減りすぎて動けなくなってしまいます。
どうしても我慢できなくなったらお菓子やジュースなど軽めの物を食べて耐えましょう!
慣れていないうちは本当に動けなくなります!頭も全然回らなくなるので注意です!
普通に勤めていると必ず「昼休憩」があると思います。逆になかったらヤバい職場ですが。
昼ごはんを食べるのに大体30分くらいで後の30分は一服したりコーヒー飲んだりと休憩するかと思いますが、まるまる1時間特に何もしません。
ご飯を食べて眠い訳でもないので、めっちゃ暇になります。
副業をやっていたり、午後からの仕事を早めにできるのであればこの時間を使えますが、ご飯を食べるのって結構時間かかってるんだと感じる瞬間です。
あと、一緒にランチができなくなります。
自分は食べなくても大丈夫ですが、一緒に行く友達なり同僚はかなり気を使うのではないでしょうか?1日1食だけとか普通は考えませんからね。
気にせずバクバクいっちゃう方ならOKですね!
摂取する栄養素が少なくなりますので、タンパク質も不足気味になります。むしろ全ての栄養素が不足気味になると思います。
不足状態を維持する事によって吸収率をあげたり、集中力を継続して発揮できるようにしているので当たり前なのですが、タンパク質が不足していると筋肉量が少なくなってしまいます。
筋肉量を落とさない為には意識してトレーニングをして、その分の栄養は摂取する必要があります。
1日1食生活をしているとトレーニングした分の栄養を摂取するのは難しいです。食べる量が足りなさすぎます。
1日1食生活が安定してくると体重はすぐに落ちてきます。
しかし、落ちてくるのは筋肉からなので見た目はそれほど変わりません。体重は落ちても痩せたような感じになりにくいです。
ダイエット目的でやるのなら体重を落としたいだけならいいかもしれませんが、スタイルの良い体を作ったり、締まった体を作るのは難しいかもしれません。
1日に1食しか食べないので消化をするのは1日に1回です。しかもその量はちょっと多め。
そうなると消化に使うエネルギーは結構多めになってしまいます。
食後は眠くなるのは人間の定めですが、かなり眠くなります。眠くなるので頭も回らなくなります。
食べた後に何かしようと思ってもなかなか思うように進まなくなりますので、食べるタイミングは重要になってきます。
1日1食生活を始めるにはどの時間の食事を抜くかを考えるところからです。
食べた後は考えたり動いたりするのが難しくなります。お腹がいっぱいになり、消化にエネルギーを使うからです。
オススメは夜1食です。
私も今の所、夜1食で生活しています。夜ならその後は寝るだけなのでダラダラしても問題ありません。
朝食、昼食、にたくさん食べてしまうとその後に必ず眠くなってしまいます。それを防ぐ為にも夜1食が無難です。
仕事をしていないのであればどの時間でもいいですが。
それでも挑戦中にどうしても我慢できなくなる事があると思います。
無理しすぎるのは危険な食生活です。我慢せずに少し食べる事をお勧めします。
まずは朝食だけ抜くとか、1日2食から始めて最終的に1日1食を目指します。
途中で我慢できなくなったら1食分まるまる食べるのではなくて少しだけつまむ感じで食べましょう。
このあたりがお腹にたまらず空腹を紛らわせてくれます。実際に私が我慢できなかった時に試した物です。
空腹は慣れないとなかなか我慢するのが難しいので少しづつ慣らしていきましょう。
今回の記事をまとめると
・1日1食生活だと1日の時間が増え、食費が浮く
・慣れるまでは地獄を覚悟しておく
・体重は減るが筋肉も減る
良いことも多いですがそれを手に入れるまでがかなりハードです。
また、頭の回転や時間が増えたり食費が抑えられるのは良いことですが、筋肉量が減ってしまい痩せてはいるんですがなんか弛んでるって感じになってしまいます。
トレーニングをすればすぐに引き締まるのですが、今度はエネルギーが足りなくなり常に貧血気味になります。これは体質によるかもしれませんが倒れてしまうかもしれません。
筋肉をつけたい時にはあまり向いていない食事法だと思います。
筋肉をつけたい!以外で何かやりたい事などありましたら、それに向けて時間を作るのにはかなり向いていると思います。
お金を稼ぐための副業の時間を作ったり、何か始めるための節約だったり。
免疫力もある程度の空腹状態なら上がるという話があったりなかったり。
今回は以上になります。最後まで読んでいただきありがとうございました。