野菜が傷む原因をご存知でしょうか?
古くなると野菜は「傷む」と言われ、しなしなになったりします。でも、原因はなんなのでしょうか?
なぜ茶色くなるのか?その原因を調べました。
目次
よく間違われる漢字の違いを簡単にご紹介します。
こちらの「痛む」は身体や心に対して使う「痛む」です。
肩が痛むや心が痛いなどです。
変換ではこちらの痛むの方がよく出てくる感じがしました。しかし、違うと覚えておきましょう。
こっちが正解の「傷む」です。
物に対して使用するのが「傷む」です。床が傷むや野菜が傷むなどです。
しかし、野菜が傷むといえば漢字は関係ないような感じもします。
時間が経つとどの野菜もへなへなになってきます。葉っぱもの程早く痛んできます。しかし、それはなぜなのでしょうか?
主に上記のようなものが関係してきます。
基本的に野菜は高温があまり好きではありません。でも、0℃を下回る低温も得意ではありません。
根っこの部分を食べる人参、大根などは常温保存でも大丈夫ですが、葉っぱ類は常温だとすぐに傷んでしまいます。
また、夏場は気温が高いのでできるだけ冷蔵庫での保管が望ましいです。
湿度が高過ぎると傷みが早く、逆に低過ぎると乾燥してパサパサになってしまいます。
でも、水滴などがついた状態だと傷みの原因になってしまうのでキッチンペーパーや新聞紙で全体を包んであげると長持ちします。
食品に微生物が増殖することで、香りや色が悪くなり食べられなくなります。
酵素の動きを緩やかにするには「酸素に触れさせない」「余分な水分を取り除く」事が大切です。
野菜によって変わりますが、りんごやアボガドなどは植物ホルモンの「エチレンガス」を多く放出しています。
一緒に保管してしまうとそのエチレンガスによって追熟作用が起きてしまい早く傷んでしまいます。
でも、ポリ袋などに入れてしっかり封をしておけば防ぐことができます。
日の光に当たっていると変色したり、発芽が早まってしまう野菜もあります。
身近なものだとじゃがいもがいい例です。すぐに芽が出てきますし、皮が緑色に変色してしまいます。
芽の部分をしっかり取り除けば大丈夫ですが、毒素があるので注意しましょう。
葉っぱ類の野菜は傷んでくると茶色く変色する事が多いです。
その他の野菜も茶色くなる事がありますが、どうして茶色になっていくのでしょうか?
主に3つの原因があります。味は悪くなりますが、食べれる事があります。しかし、そのままだと良くない場合もあるので注意しましょう。
レタスやキャベツなどは「ポリフェノール」という色素が含まれています。
これは空気に触れると酸化して赤や茶色に変色する性質を持っています。
酸化して茶色くなったものは食べられますが、少し苦かったりするので加熱調理をする事を考えてもいいです。
出来るだけ空気に触れないように保存すると防ぐ事ができます。しかし、包丁を使って処理をすると鉄に反応して酸化してしまうので手でちぎってあげましょう。
腐敗してしまっても茶色くなってしまうものもあります。
冷蔵庫の中でドロドロになっていたら腐っている可能性が高いです。
でも、水で洗ってぬめりのある所を取り除けば食べる事は可能です。
そんな時は加熱調理をすると食べられる事があります。
腐敗した場合は主に根っこの太い部分から茶色く変色していくのでよくみて見て下さい。
病気になっている野菜は通常とは異なった形で変色する場合が多いです。
この場合は食べな方が無難です。外側は大丈夫そうでも中の1枚だけ茶色く変色していたら病気の可能性が高いです。
傷んで茶色くなってしまったらどうすれば食べれるにでしょうか?
しかし、必ず食べれる訳ではなく見極めが大切です。
レタスやキャベツは傷んでくると茶色くなってきます。
でも、逆に考えると茶色くなったところは食べない方がいいと分かります。
しっかり洗って茶色い部分を取り除けば食べる事ができます。
茶色くなってしまう前に食べてしまえば問題ありません。
しかし、その為には長持ちする保存方法を知っておく必要があります。
このような方法で保存期間をのばす事ができます。
しかし、カットしたりちぎったりした後は2日くらいしか持ちません。早めに食べましょう。
茶色くなったからといって全部捨てなくても食べれるところはありますね。
ポイントをまとめます。
多少茶色になっても食べられますが、味が落ちてしまったりしますのでどうせなら綺麗な野菜がいいですよね。
傷んで捨ててしまっては勿体無いので無駄なく消費しましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。