中落ちとネギトロの違いをご存知でしょうか?どちらもマグロのミンチのような形状をしており、見た目は似ています。
居酒屋や鮨屋などで聞く中落ちやネギトロは何が違うのでしょうか?
しかし、しっかりとした理由で名前が分かれているようです。詳しく調べました。
目次
名前が違っているという事はちゃんと違いがあります。でも味が劇的に変わるわけでもないのでそこまで注目しない所です。
マグロの中落ちは、中骨の周りに残った骨についている肉のことです。
サバやサンマのようにそこまで大きくない魚にはそこまで残りません。しかし、マグロは大きなものだと400kgを超えるものもいます。
ですので、捌いた後の骨にもかなり肉が残っています。
ネギトロは皮際にある脂の乗った肉のことです。皮際の肉をねぎり取る事からネギトロと呼ばれるようになったそうです。
ネギが乗ったマグロのトロの事かと思いますが、正確には製造工程の名前でしたね。
ネギトロは脂が乗っているので旨味が強いです。
使っている部位が違うのでもちろん味なども変わってきます。ではそこにはどんな違いがあるのでしょうか?
マグロの中落ちは中心部にあることから、マグロの味をしっかり感じる事ができます。
しかし、脂は少ないので大トロや中トロといった濃い脂を感じることはできず、さっぱりした味わいとなっています。
ネギトロは皮際の肉を使うので脂肪分が高めです。ですのでトロに近い濃厚な脂の旨味を味わうことができます。
中落ちとネギトロの明確な違いといえば「脂」と言っていいでしょう。
骨からねぎり取るか皮からねぎり取るかで区別されていますが、どちらも「ねぎり取る」のは変わらないので中落ちもネギトロと呼ばれる事があります。
脂分の少ない中落ちと脂分の多いネギトロを混ぜてよりマグロの旨味の強い「ネギトロ」として提供される場合もあります。
しかし、この場合だとどちらもねぎり取っているので「ネギトロ」と呼ばれます。お店によって違うようです。
中落ちがネギトロの一部と言われている説もあります。部位の違いではなく、「中落ちのネギトロ」と言った具合です。
でも、明確に語源を調べる事はできませんでした。どちらにしてもネギトロという事には変わりないということで落ち着いているようです。
混ぜてあるかどうかは脂が乗っているかどうかで判断する事ができます。
中落ちを頼んだのに脂が乗っていたら他の部位が混ざったいる可能性が高いです。
しかし、他の部位を入れることで脂をの旨味を感じる事ができます。
中落ちと表記されているのであればマグロです。しかし、ネギトロだとマグロではない可能性があります。
本来、中落ちのみのネギトロだと脂が乗っていないのでさっぱりとしています。でもこのアカマンボウの肉は程よく脂が乗っておりマグロにそっくりなのだそうです。
全てのお店がアカマンボウを使っているわけではないと思いますが、マグロの中落ちは希少部位なのでそこまで安くは提供できません。
先ほどのアカマンボウだけでネギトロみたいに作っている場合もありますが、マグロのネギトロに他の魚のすり身を足してネギトロとして売っている場合もあります。
「キハダマグロ」や「ビンチョウマグロ」は比較的安価で購入できるのでそれを足したり、魚油や食物油、調味料などを加えて味を整えたものがスーパーではよく見ます。
たたきやネギトロはなんと言っても「ネギトロ丼」がご飯も進んで最高に美味いです。
レンジでできる簡単ネギトロ丼をご紹介します。
各調味料を全て混ぜてレンジでチンします。
砂糖は溶けていないことがあるので少し混ぜて粗熱を取って冷蔵庫で冷やしてください。
大葉は葉っぱをくるくる巻いて刻んで下さい。
綺麗に見えるようにご飯の上にネギトロを乗せます。
先ほど作って粗熱を取っておいたタレをネギトロの上にかけてその上に残りの材料を乗せます。
中落ちとネギトロは区別がつきにくいですが、脂の量で変わってくるようです。
でも、中落ちもネギトロの一つと考えても問題ないので同じといえば同じかもしれません。
マンボウが使われていたのは驚きでしたね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。