フレンチトーストの由来はご存知でしょうか?一度は食べた事があると思いますが、名前だけ聞くとフランスの料理かと勘違いしそうですが実はフランスの料理ではないのです。
どのようにしてフレンチトーストと呼ばれるようになったのか、美味しい作り方もご紹介します。
目次
牛乳と卵、お好みで砂糖などを入れた液体にパンを浸してトーストしたものです。
柔らかさと香ばしさがおいしく、軽食にもおやつにもなる料理です。
フレンチトーストはアメリカ州、ヨーロッパの一部、アジアの一部の国、地域で朝食や軽食、デザートなどでよく食べられるパン料理の一種です。
溶いた鶏卵と牛乳などの混合液をパンに染み込ませ、フライパンなどにバターや食物油を熱して焼いたもので、パンがしっとりした食感に変わる
Wikipedia参照
ヨーロッパにフランスと言う国があり、そこから発祥と思われている方が多いかもしれませんが、実はフランスとは全く関係ありません。
1742年にアメリカの酒屋の「ジョーゼフ・フレンチ」がこの料理に自分の名前をつけたのが由来だとされています。
まさかの酒屋。喫茶店とかではないんですね。
しかし、フレンチトーストなる料理自体がアメリカで誕生したわけではないようです。
古くは4〜5世紀ごろのローマ帝国にも似たような料理の記録が残っています。
フランスにも似たような料理があります。しかし、名前は「フレンチトースト」ではなく「パン・ペルデュ」(仏:pain perdu)と言う名前で呼ばれています。
直訳すると「失われたパン」と言う意味です。
フランスパンは日が経つと硬くなってしまいますが、混合液につけることで柔らかくなり生き返らせることができます。
そうした意味から「パン・ペルデュ」と呼ばれるようになりました。
朝食のイメージが強いフレンチトーストですが、「パン・ペルデュ」はデザート扱いです。
アイスや果物を乗せてメイプルシロップをかけて食べます。
軽食にもデザートにもなるフレンチトーストの作り方もご紹介します。けど、食べ過ぎ注意です。
1 卵、牛乳、砂糖を混ぜて卵液を作ります。バニラエッセンスがあればこの時に入れてください。
2 耳を切り落として半分か4分の1に切った食パンを広めのお皿に並べます。そして、その上に先ほどの卵液をかけて500wの電子レンジで1分チンします。終わったら裏返してまた1分チンして下さい。
3 すると食パンが卵液を吸ってくれます。卵液が残ってしまうことがありますが、その時は先ほど切り落とした耳に吸わせましょう。
今回は残りませんでしたので、パンの耳はそのまま食べました。
4 フライパンにバターを乗せ、弱火で温めます。バターが溶けたら食パンを入れ蓋をして5分ほど蒸し焼きにします。じっくり焼かないとフワフワになりませんので、一番弱い火で焼きましょう。
5 ひっくり返してもう5分焼けば完成です。お好みで粉糖やメイプルシロップなどをかけて召し上がって下さい。
焼き色が付けたい時は強火にして10秒くらい焼くと美味しそうにつきます。でもすぐに焦げるので注意しましょう。
食パンに塗って焼くだけの簡単フレンチトーストもあります。マーガリンのような感じで、忙しい時など便利です。
しかし、作ったフレンチトーストには敵いませんが。
フレンチトーストはフランスの料理ではないですが、古くなったパンをおいしく食べる為に幅広い国で愛されている料理ですね。
名付けの親がアメリカの酒屋ってのはびっくりしました。
ちょっとした話のネタに使ってみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございました。