コペンハーゲンの人魚像はご存じでしょうか?世界3大がっかりとしてとても有名です。
しかし、なぜそこまでがっかりと言われてしまうのでしょうか?
がっかりさせる為に作った訳ではないはずです。その原因を調べてみました。
人魚姫の像
ハンス・クリスチャン・アンデルセンの童話「人魚姫」をモチーフにしたブロンズ像。
人魚が人間に姿を変えていく様子を描いた像。岩の上に腰掛けた姿をしている。
通常は岸から数m先の海上にあるが、干潮時には歩いて像まで行く事ができる。
Wikipedia参照
目次
世界3大がっかりと言われるだけあり、人魚像は海外にあります。
日本にもたくさんあります。でもがっかりと言われるものはありません。
コペンハーゲンはデンマークの首都です。
中心部からやや離れた北側の運河沿いにあります。ポイントはやや離れた北側の運河沿いです。
やや離れたとはどのくらいなのでしょうか?
人魚姫の物語を演じたバレエに感銘を受けた、「カール・ヤコブセン」は1909年、彫刻家「エドヴァルド・エリクセン」に人魚姫の像の製作を要請します。
以外にも結構最近の出来事です。
当時、デンマーク王国劇場のプリマドンナであった「エレン・プリース」がモデルとして予定されていました。しかし裸体のモデルを拒否した為、頭部のみのモデルとなりました。
モデルを拒否されてしまった為、頭部以外のモデルは「エドヴァルド・エリクセン」の妻、「エリーネ・エリクセン」が担当になりました。
腰から下は魚になる予定でした。しかし、出来上がりは足首あたりまで人間でそこから魚になっている。
モデルとなったエレーネの脚があまりに美しく、鱗で覆うのが忍びなかったとの説があるそうです。
とても綺麗な人魚姫の像です。しかし、人魚姫の逸話のせいかかなりイタズラをされてしまったようです。
青や緑のペンキをかけられた事があります。でも、スプレーやペンキで赤く塗られる事が一番多いようです。
なぜ赤なのかは分かりませんが、記録に残っているだけでも4回塗られています。
自由に触ったり撮影できたりするのは嬉しいです。しかし、ブラジャーやパンツを描かれたりなどの落書きを描かれるのは困りますね。
綺麗すぎるのも考えものですね。
頭部が切断されたり、台座を爆破されたこともあります。
何度も修復はされています。でも、腕や頭部は持っていかれたこともあるそうです。
ではどうして3大がっかりと言われてしまっているのでしょうか?そこにはいろいろな要素が関係しているようです。
約80cmくらいなので子供とまではいきませんが小さめです。
しかしそこまで小さすぎる事もないです。後ろには海が広がっているのでより小さく見えるのかも知れません。
コペンハーゲンの中心部から国鉄電車で20数分のところにあります。
歩くとかなりの距離です。
5時間程度の飛行機の乗り継ぎで見に行けます。しかし、電車じゃないと無理ですし少し急ぐ必要がありそうです。
人魚を想像して会いに行ったのにほとんど人なのもがっかりポイントです。
しかし、ちゃんと足の先にはフィンがついているので魚の部分もあります。
世界3大がっかりと言われるだけあり微妙なところが多いコペンハーゲンは人魚像でした。
しかし、「3大がっかり」と言われているので3つあります。
もう一つはシンガポールの「マーライオン」です。
どちらも様々な理由からがっかりと言われています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。